桜皮(オウヒ)の解説
このページでは、薬草の桜皮(オウヒ)についてご紹介します。
桜皮(オウヒ)の解説
桜皮(オウヒ)
桜皮というのは和名であり、中国にはない。
薬用にはおもにヤマザクラの樹皮を用いるが、樹皮にはフラボノイドのサクラニン、サクラネチン、グルコゲンカニン、ナリンゲニンなどが含まれる。
江戸時代の民間療法として桜皮はさまざまに応用され、日本漢方においては、華岡青洲は桜皮を配合した十味敗毒湯をよく用いた。
十味敗毒湯は化膿傾向のある湿疹などに対する処方で、今日も頻繁に使用されている。
桜皮(オウヒ)の煎じ方
3~10グラムを目安に煎じる
水600mlに入れて、ふっとうするまで強火で、沸騰してからは中火~弱火で、量が半分くらいになるまで(少なくとも30分程度)煎じてください。
煎じたものが1日分になるので、茶こしやガーゼなどでこしたものを2~3回に分けて飲むようにしてください。
※煎じる量はあくまで目安なので、目的によって異なる場合があります。
※医薬品として購入した場合の服用方法は製品の表記に従ってください。